芸人好きが書いた、2017年M-1グランプリの優勝者・順位結果の感想
まずは、とろサーモン優勝おめでとうございます!
今回もM-1グランプリ楽しく見させて頂きました。
芸人好きとして、今回の感想をがっつり書いてみました。
お笑いは”好み”が分かれる分野なので、意見が別れるかと思います!
ですが、私なりにネタを掘り下げてみたので、ぜひ読んでみてください。
まずは、審査員順位を紹介
@審査員順位
1位 和牛
2位 ミキ
3位 とろサーモン
4位 スーパーマラドーナ
4位 かまいたち
6位 ジャルジャル
7位 さや香
8位 ゆにばーす
9位 カミナリ
10位 マヂカルラブリー
@ファイナル
1位 とろサーモン
2位 和牛
3位 ミキ
そして私の評価はこちら
@私的な総合順位
1位 かまいたち
2位 スーパーマラドーナ
3位 ミキ
4位 とろサーモン
5位 ゆにばーす
6位 じゃるじゃる
7位 さや香
8位 かみなり
9位 マヂカルラブリー
10位 和牛
それでは、一組づつネタを感想(ネタ順で)を書いていきます
ゆにばーす(8位)(私的:5位)
何度かネタを見たことがあったので、実力があるのは知っていました。
ですが、今回は特に面白かったです。
キャラが新鮮さや、ネタのテンポも良くウケが良かったと思います。
ボケが画面いっぱいに動き回り、大声を出すので会場が盛り上がりました。
ネタ順が1番目ではなかったらもう少し、順位は高かったので残念ですが
運も実力の内、とはいえ決勝に手が届くレベルではなかったかなと思います。
カミナリ(9位)(私的:8位)
前回のM-1で見たときには衝撃をウケました。
間のとり方がうまく、初見だと一瞬動きが読めず、そこからつい笑ってしまいます。
今回のネタは正直、盛り上がりにかけていました。
ネタに個性が強いと展開を知っている場合、驚きで笑えず爆発しません。
売れる、認知されるとM-1には不利なんですね。
ネタの方向性を少し捻れたら良いのですが、それができていなかった。
テレビ出演も多く、ネタ作りの時間が取れなかったのではないかな…
まだ、若いコンビなので、今後の可能性は十分にあると思います。
とろサーモン(3位)(ファイナル1位)(私的:4位)
あと出しじゃんけんで申し訳ありませんが、実は一番応援していました。
準決勝の出場回数が多く、ラストイヤーということもあり、実力は確かです。
ネタの内容が暗く、気持ち悪い点が心配でしたが、漫才のやり方がうまいですね。
つかみをバッチリ抑え、おわり方にもひと笑い入れる構成が素晴らしいです。
関西の実力派なので審査員の評価も高いことがうかがえます。
優勝おめでとうございます!
スーパーマラドーナ(同率4位)(私的:2位)
惜しくも決勝を逃しましたが、決勝レベルのネタでした。
伏線の巻き方、サイコで予想外な田中さんのボケ、最高です。
スタンダードにうまいだけに、更にその先を期待されて
爆発しきれなかったのが残念です。
ネタ自体の質は一番高かったのではないでしょうか
かまいたち(同率4位)(私的:1位)
スーパーマラドーナに続きクオリティが高い。
キングオブコント優勝でM-1もでるとは流石です。
正論につっこむスタイルで、見ている側も惹き込まれますね。
ボケのキャラも立っていて良い。
こちらも面白いけど真新しさはないところが決め手にかけていたところでしょうか。
スタンダードに面白いだけではだめ。厳しい世界です。
マヂカルラブリー(10位)(私的:9位)
正直嫌いじゃないです。ですが、好き嫌いは分かれるでしょう。
盛り上がりも残念ながらイマイチでした。
こういうひねりやストーリー、伏線のないネタは
M-1の舞台では評価されにくいです。
その評価されないもどかしさが、ネタ後のコメントに出ていたように感じます。
個人的には頑張って欲しいです。
さや香(7位)(私的:7位)
かなりの若手らしいですね。ほぼ無名のコンビ。
割りとスタンダードなネタですが、面白かったです。
イケメンの本気ボケはチュートリアル徳井さんを彷彿とさせますね。
ネタの構成はさっぱりしていたので、今後の成長に期待
ミキ(2位)(ファイナル3位)(私的:3位)
勢いがありますね。キャラが他のコンビと被っていないこともあり強かった。
テンポの良さではピカイチだったのではないでしょうか。
また、楽しそうに漫才をやるというのも与える影響として大切なので
そういった点が好印象でより良さを引き出していたように感じます。
ですが、この構成のネタは見飽きたら終わりなので、
来年同じ形でというのは難しいかと思います。
和牛(1位)(ファイナル2位)(私的:10位)
正直、私にはあまりはまらなかった…
ですが高評価がついているということは、つぼが違うのでしょう。
前半に伏線を張り、後半回収するスタイルは挑戦的で良いですね。
審査員もそこを評価しているように感じます。
和牛はネタのスタイルが複数あり、実力もあるので
いずれは優勝を勝ち取るのではないかと思います
ジャルジャル(6位)(私的:6位)
個性が強いですね。コントみたいなネタだなと思いました。
ジャルジャルのコントは幅が広く、個性があり面白いです。
そこを本人たちも理解していて、正当派漫才よりも
コントチックな漫才で攻めようとしているはずです。
個人的にジャルジャルの漫才は
「漫才をやる人を演じるコント」というものだと思っています。
残念ながら6位でしたが松本さんは一番高い点をつけていました。
そこには漫才の世界に一石を投じている彼らを評価していたのだと思います。
総評
ここ数年のM-1はレベルがまたレベルが高くなっていて、審査もかなり適正に感じます。今年もその例外ではなく、非常に面白かったです。
ただ、今年は実力派が揃う中で、爆発力にかけていたなと感じます。
オードリーやメイプル超合金やカミナリ等といった、個性派が減りました。
個人的には、もっとじゃじゃ馬がで大滑りするようなコンビが出たらいいのにと思います。
ですが、冒頭でも述べたように笑いには好みがあるので、それも難しいところです。
芸人は皆様方お疲れ様でした!そしてとろサーモンおめでとうございます!